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O y (オイ)インタビュー 前編「ユニークプロダクツ vol.2」

2024.9.5(木)

「ユニークプロダクツ」とはプロダクトをコミュニケーションの手段の1つとして捉え、
作家/ブランドによる「ユニークな」プロダクトと、その背景を発信するOFSならではの企画です。
第2弾となる今回は、6組の作家/ブランドの皆さんにご参加いただきました。
今回、参加者の一人であるO y (オイ)さんのものづくりの背景は、こちらのWEBサイトよりお届けいたします。
(インタビュイー:大植あきこ)
他の参加者へのインタビューはこちら
展示詳細はこちら
Photo:Oy、SEKISAKA

kop no handle (シロ/ライトグレー/グレー/クロ/ベージュ)¥3,520
kop with handle (ライトグレー/グレー/クロ/ベージュ/アカ)¥4,730

【制作背景】 「kop」は、陶芸の作家さんとの交流や試行によってスタートした、食器プロジェクトの一つです。
ある日冷たいビールを飲もうと、ガラスグラスを2つ冷やしていたところ、水気によってくっ付いて出てきた姿に強く惹かれ、それが造形、用途を探るきっかけとなりました。素材に限らず、自分の住む大阪、日本の各地、そしてアジア、ヨーロッパの様々な日常使いのコップを観察・使用した上で、改良を繰り返し、たどり着いた造形になっています。
現在は、信楽で陶器製作設計を行うNOTAさんが製造担当いただいて、NOTAさんだからこそできる、素材の見直しやNOTAバージョンなども展開いただき、刺激を受けています。

【製作】NOTA
【素材】陶器

NOTA & design

アメ皿 ¥3,080 / ドーナツ皿 ¥3,960
パン皿 ¥4,620 / カク皿 ¥4,620

【制作背景】 店舗、また家具など多くの他のプロジェクトを共にする、金属製造を得意とするAtelier tuareg (トアレグ)と、生活に入り込む重さや造形を探りながら試作を進めています。代表の岡崎さんと、缶ビールと紙コップの良さなどを一緒に飲みながら、あれこれいじったことが始まりでした。
小規模だからこその型の改良や、技法の見直しを常につづけており、微細な更新を続けながら進行しています。製造側の我々でも使うたび、触れるたびに、その独自の柔軟さ、硬さ、質量のバランス感に刺激を受けるプロダクトです。

【製作】Atelier tuareg
【素材】銅・錫

Atelier tuareg (トアレグ)

¥1,650

【制作背景】 展示のプロジェクトのために、単色擦りによってどのようなオブジェクトが成り立つのか試行し、製作しました。雨の日が多いオランダで、降り始めて地面を染めるまでの時間が、月日が経つような、特殊な時間に感じたことが元となっています。最終は、印刷担当いただいた職人さんによって配合されたインクの雨を、1ページごとに降らすように印刷。裁断前のものを、そのまま包装紙としても使用しています。

【素材】キャピタルラップ、グロスニス

mirror B グリーン:¥5,280
mirror C レッド/グリーン:¥4,840

【制作背景】 いくつもの試作を関坂さんと協同で繰り返し、様々な工場、職人さんを尋ねる中で、レンズと枠、漆と木地などそれぞれを支え合う造形の案が生まれました。高い加工技術・塗装技法が、透明アクリルを用いた独自のフォルムを実現しています。
(さまざまな工程を重ねる漆製品、またその木地を製作してきた福井県独自の加工・塗装技術から実現したプロダクトだと感じました。)

【販売製造】SEKISAKA
【素材】アクリル、アクリルミラー

Oyさんへのインタビュー:後編はこちら
他の参加者へのインタビューはこちら
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