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「時」とGraphic Design ー過去と未来とー

OFS GALLERYでは、D-BROSの企画展【「時」と Graphic Design ー過去と未来とー】を開催します。
DRAFT代表、宮田識が1995年に立ち上げた自社ブランド「D-BROS」。デザイン事務所が自ら商品をデザイン、製造し、営業、販売まで一貫して手がけるブランドとしてスタートし、来年2025年に30周年を迎えます。
今回は、「デザイナーとしてどうあるべきか?」を真摯に考え、積み重ねてきたD-BROSによる商品の一部をカテゴリーごとに展示。また、本展覧会にあわせて、惜しくも廃盤となった過去のD-BROSのペーパーアイテムを数量限定で販売、ユーザー参加型のプロダクト「STAMP it」もご用意しております。
D-BROS 30年間の歩みとデザインに込めた想いをぜひ会場で感じてください。

会期 : 2024年7月5日(金)~7月28日(日)
会場:OFS GALLERY
OPEN:12:00 – 20:00 ※最終日は18:00まで
CLOSE:火・水
入場料:無料

<イベント日程> 
7月5日(金)17時〜 在廊(宮田識・渡邉良重・植原亮輔)
7月11日(木)18時〜 トークイベント
その他、関連イベントの開催を予定しております。詳細が決まり次第、OFS.TOKYOのSNSにてお知らせいたします。
※展示の最新情報は公式WebサイトとSNSで随時更新いたします。

■ 展示へ向けて

1986年に突然起きたバブル景気。5年後の1991年2月に突然消えてなくなりました。
5年間の夢のようなお祭りでした。その4年後の1995年7月、D-BROSがスタートします。D-BROSとして最初に発表したプロダクトは、カレンダーです。
「時」を刻んできたD-BROSは、この29年間で数々のカレンダー、グリーティングカード、カップ&ソーサーやグラス、ウォールクロック、フラワーベースなどを開発・販売し、そのプロダクトの点数は1400点を超えました。

ただただ楽しんでいました。同時に、作りたいものを作り、うまく作れないことにガッカリしました。いくら自由があったとしても、夢や妄想だけでは社会をアッと言わせることはできません。それ以上に、自分たちのアイデアの貧弱さにガッカリしてきたような気がします。あるとき考えました。何が問題なのか?

僕たちが求めている技術やテクスチャーはすでにこの世には存在しないのではないか。
超人的な人の技術を借りても作ることはできなくなったのではないか。
・・・・・・。

機械が変わり、システムが変わり、パソコンが、イラストレーターやフォトショップがほとんどのことを処理してくれ、さらにAIが人の感性の領域までこなしてしまう、そんな「時」がすでに始まっています。

だからこそD-BROSは、これからあらためて、
人の持つ力、感覚や感性を見つめ直して社会と向き合ってみたいと思います。
AIやロボットの能力の素晴らしさを納得した上で、
人の持つ潜在能力を信じて今の「時」を進んでいきたいと思います。

D-BROS/DRAFT 宮田 識

<STAMP it !>

会期中は<STAMP it>コーナーも登場。
かつて品川と梅田にあった、D-BROSのオリジナルショップ<STAMP it !>
「スタンプを押そう。ただひとつのものをつくろう。」をテーマに、無地のカードや封筒、ノートと350種類以上のスタンプを制作し、自由に押して楽しめる仕組みのユーザー参加型プロダクトです。
今回はOFSのショップスペースにて<STAMP it>を展開します。
白い紙にひとつ目のスタンプを押す緊張感や、イメージとずれた時に表れる偶然性も魅力の<STAMP it !>で、自分だけのプロダクトを作ってみませんか。


<プロフィール>
D-BROS(ディーブロス)
D-BROSは、グラフィックデザイナーがプロダクトを創造することにより、デザインの楽しさを伝え、それを新しい動きにしたいと、広告制作・グラフィックデザインを主とする株式会社ドラフトが1995年に立ち上げたオリジナルブランド。ブランド名の由来は母体であるドラフトの兄弟・DRAFT BROTHERからきている。グラフィックデザイナーを基盤としていることから、どのプロダクトもグラフィックデザインを活かし、遊び心にあふれている。

DRAFT(ドラフト)
宮田識(みやたさとる)が代表を務めるデザイン会社。商品、業態開発の企画を中心に、広告・SPの企画デザイン、ブランディングを手がける。2019年12月神楽坂に移転、現在に至る。
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