NOX BURBUJAS 2021 ノックス・バブル 2021(Malbec マルベック/フリッツァンテ・ナチュラル(弱発泡性))
STORY マルベックから生まれた、Glou-Glou(グルグル=フレッシュでライトなごくごく飲めてしまうワイン)な楽しくて生命力溢れるフリッツァンテ・ナチュラル(弱発泡性ワイン)。このカッティングエッジなマルベックの泡は、2021がヴィンテージデビュー作です。 泡は、最も手間と時間がかかる瓶内二次発酵法によってつくられますが、この際、ショ糖や甜菜糖などプロセスされた糖分は使わず、ワインに残る葡萄の残糖で発酵を促す非常に上質でナチュラルなフリッツァンテです。
TASTING NOTES 生き生きとした酸味とマルベックの大胆なタッチ。ストロベリー、プラム、グレープフルーツ。
PAIRING IDEAS 食前酒として。また、イカリングや天ぷら、フィッシュ&チップス、クリーミーなチーズなど。11℃前後に冷やしてお召し上がりいただくのがおすすめです。
CANOPUS BLANCO 2021 カノプス・ブランコ 2021(Semillon セミヨン、Sauvignon Blanc ソーヴィニョン・ブラン/白)
STORY ある荒廃した古い葡萄園を有機農法で再生させ、その土地の可能性を多くの人々に示すために生まれました。再生した畑の樹齢40年のセミヨンと、カノプス葡萄園のソーヴィニョン・ブランをブレンドして造られます。
TASTING NOTES しっかりとした酸、ソーヴィニョン・ブラン由来のクリアーな野草の感覚、レモングラス、柑橘の皮、蜂蜜。
PAIRING IDEAS シーフード、白身魚。野菜のパスタ。ワインのテイストと反対の料理とのペアリングも驚くほど合います。例えばこってりとしたお肉のシチューなどは、ワインの香りや味を引き立てて、ワインは口の中を爽やかに洗い流してくれます。12℃前後に冷やしてお召し上がりいただくのがおすすめです。
PINTOM SUBVERSIVO 2021 ピントム・スブヴェルシヴォ 2021(Pinot Noir ピノ・ノワール/ロゼ)
STORY 「スブヴェルシヴォ」とはスペイン語で「破壊的」という意味。その冷涼で過酷な環境のため、最初の数年間は収穫ができなかった区画に実る「破壊的生命力のピノ・ノワール」から造られます。 更に特筆すべきはオリジナルの醸造レシピ。ようやく最初の収穫を迎えた初秋、予期せぬ雹に襲われたことで通常のロゼの醸造ができなくなってしまいました。試行錯誤の末、3つの収穫時期(異なる熟成度)と醸造法の異なるロゼをブレンドすることで、既存のカテゴリーにないワインが誕生しました。
TASTING NOTES 薔薇、ジュラ産の赤ワイン、またはクラレット(ボルドー産の赤ワイン)の間のどこかにある珍しいクリアなキャラクター。バランスの取れた酸味、口当たり、深み。美食の良きパートナーです。
PAIRING IDEAS 鮨、セビーチェ、など。さわやかな酸味を持っているので、ムースやクリーミーなデザートと共に。12℃前後に冷やしてお召し上がりいただくのがおすすめです。
PINTOM NOIR DEL FRIO 2020 ピントム・ノワール・デル・フリオ 2020(Pinot Noir ピノ・ノワール/赤)
STORY カノプスの葡萄園から最初に誕生したアイコニックなワインです。最初の年の葡萄が発酵を終えた日、生産者の長男トマスが誕生しました!そのため、ピノ・ノワールとトマスの頭文字を組み合わせてピントムと名付けられました。 雪に覆われたアンデス山脈の麓に広がる非常に冷涼な気候と、石灰質の地層に炭酸カルシウムに覆われた大きな円礫が堆積する小さな区画に実る、特別なピノ・ノワールのみを使用。
TASTING NOTES エレガントでありながら活き活きとしたシルクのような輪郭を描く、すっきりとフレッシュな味わい。このヴィンテージは特に繊細でラズベリー、ブラックカラントのような新鮮なベリーのアロマ。
PAIRING IDEAS 鮨、シビレ(若い牛の胸腺や膵臓)、シーフードリゾット、白身魚など。13℃前後に冷やしてお召し上がりいただくのがおすすめです。
MALBEC DE SED 2021 マルベック・デ・セド 2021(91% Malbec マルベック、9% Chardonnay シャルドネ/赤)
★LETISオーガニック認証取得、demeterバイオダイナミック認証申請中 STORY バイオダイナミック農法のカノプス葡萄園と小さなアグロエコロジー生産者による有機農法マルベックに、9%のシャルドネをブレンドしてフレッシュさをプラス。人工的な農法は一切なく、土壌の上と下の両方のライフサイクルに注意深く耳を傾けたマルベックを使用することで、葡萄園のエネルギーと個性をダイレクトに伝えます。飲みやすく、短いマセレーションが甘くなく新鮮な果実味を与えます。
TASTING NOTES 若々しいムードを纏ったフレッシュでピュア。ダークカラーのフルーツ。
PAIRING IDEAS ステーキ、ジェノヴェーゼのパスタ、ラザニア、ポークの柑橘ソース添え、サーモンやマグロのグリルなど。13度前後でお召し上がりいただくのがおすすめです。
LIVVERÁ MALVASÍA 2020 リヴェラ・マルヴァシア 2020(Malvasia マルヴァシア/オレンジ)
STORY 古来種を復活させ生物多様性を高めるプロジェクトの一つとして、ハルマンとアジェレンが復活させたアルゼンチン唯一のマルヴァシアワイン。樹齢約90年の古木の果実を使用。 アルゼンチンのマルヴァシアは、高級志向ワインの生産拡大により完全に排除されてほとんどが引き抜かれてしまっていました。マルヴァシアの素晴らしさを知っていたハルマンは、荒廃した葡萄畑を探し回り、わずかなマルヴァシアの古木を見つけてオレンジワインとして復活させました。
TASTING NOTES 柑橘類、ハーブ、花々の幅広いアロマ。非常に興味深いストラクチャーで、オレンジスタイルのワイン造りは、アロマを際立たせて感覚を高めます。
PAIRING IDEAS レモンを絞ったシビレ(若い牛の胸腺)や腸など、ホルモンのアサード(バーベキュー料理/焼肉)と共に。12℃前後に冷やしてお召し上がりいただくのがおすすめです。
LIVVERÁ BEQUIGNOL 2021 リヴェラ・ベキニョール 2021(Bequignol ベキニョール/赤)
STORY 古来種を復活させ生物多様性を高めるプロジェクトの一つとして、ハルマンとアジェレンが復活させた世界的にも非常に珍しいベキニョールワイン。ベキニョールは原産国であるフランスでの栽培面積はわずか0.7ヘクタール(0.007Km2)。アルゼンチンではかつて最も栽培された品種の一つでしたが、今では栽培面積600ヘクタール(6Km2)のみが残される非常に入手困難な品種です。そのため、特に100%ベキニョールのワインは非常に稀です。
TASTING NOTES 口当たりの柔らかい、メンドーサの田舎に典型的なスパイス、赤い果実、ハーブ。
PAIRING IDEAS 魚料理との相性も抜群です。少し冷やしてお召し上がりいただくのがおすすめです。
LIVVERÁ BONARDA 2020 リヴェラ・ボナルダ 2020(Bonarda ボナルダ/赤)
STORY ボナルダはアルゼンチンの代表的な品種で、マルベックに次いで2番目に多く栽培されています。しかし、そのほとんどは人工的に操作された一般的なワインです。ハルマンとアジェレンは、よく手入れをされてとても健康なボナルダと出会い、すっかり魅了されてその果実でワインを造ることを決めました。人工的な操作がないピュアでフレッシュな本来のボナルダワインです。
TASTING NOTES 強いパープルの色味に黒い果実のアロマを湛える。プラム、イチジク、野生ラズベリーのノートがなめらかな酸味の中に漂い記憶に残ります。
PAIRING IDEAS 赤みのお肉料理とのペアリングに最適です。少し冷やしてお召し上がりいただくのがおすすめです。
生産者:CANOPUS(カノプス)/Gabriel Dvoskin(ガブリエル・ドヴォスキン) 生産地:El Cepillo, Mendoza, Argentina(アルゼンチン、メンドーサ州、エル・セピージョ)
従軍記者・ジャーナリストとして過酷な国際情勢を世界に伝えてきたガブリエルが辿り着いた有機バイオダナミック農法のワイナリー。
フランスに住み、兼ねてからヨーロッパ各地の素晴らしいワインを探究していたガブリエルは、仕事とプライベートの境界線を見失いそうになり人生を見つめ直した時、ワイン造りという新しい道を選びます。ブルゴーニュとローヌのワイナリーで学び、遂に生まれ故郷のアルゼンチンで自らのワイン造りに理想的な土地を探し出してカノプスを立ち上げました。フルボディで力強いイメージのあるアルゼンチンワインですが、彼の理想とするワインはエレガントで繊細、シルキーなもの。そのために、非常に冷涼で石灰質の土壌を持つエリアにカノプス葡萄園はあります。
ガブリエルのワイン造りは、とにかく葡萄園の自然とそれに影響を与える宇宙全体への学びが深い。彼のジャーナリズムはピースフルに形を変え、美しくも未知な自然への緻密な取材を通して、それを映し出したワイン造りに活かされています。
生産者:ESCALA HUMANA WINES(エスカラ・ウマナ・ワインズ)/Germán Masera(ハルマン・マセラ)、Ayelén Bonetto(アジェレン・ボネット) 生産地:Uco Valley, Mendoza, Argentina(アルゼンチン、メンドーサ州、ウコ・ヴァレー)
生粋のワイン生産ファミリー出身で、ワイン造りと共に育ったハルマンとアジェレンのカップルがはじめた有機農法もしくはバイオダイナミック農法によるワイナリー。
ハルマンは、いくつかの大手ワイナリーでワイン醸造家として長年勤務した後、自らが惹かれるナチュラルワインをつくるために独立し、パートナーのアジェレンとワイナリーを立ち上げました。自然環境や生物多様性の重要さについても学びが深く、政治的な歴史に翻弄されて排除されてしまった古来種のワインを復活させる取り組みも行なっています。2022年には、これまで一度も農地になった事がない石灰質のワイルドな土地を購入し、そこに存在する生態系を破壊することなく、どう葡萄園を共生させる事ができるか調査研究をはじめたばかりです。
彼らのワイン造りは、生態系を構成するテロワールの良き理解者であり表現者であることと、ワインができるまでの全てのプロセスに関わる人々が、自分の仕事に特別な価値を感じられることを大切にしています。
彼らのブランドLIVVERÁは、女性の名前「LIV(=LIFE)」と「VERA(=TRUTH)」を組み合わせた造語で、LIBERTY(自由)を意味します。
MAMI(ブラウン小川 真美) Siesta Sur 代表。アルゼンチン産ナチュラルワインインポーター。
国内外で広告代理店に勤務後、シンガポールで結婚・出産。ブエノスアイレスにある夫の実家へ帰省中にパンデミックにより国境封鎖となり13ヶ月間アルゼンチンで過ごす。 その間、アルゼンチンのナチュラルワインシーンを牽引する生産者との出会いから、日本未上陸だったアルゼンチン産ナチュラルワインのインポートを夫婦ではじめる。 siestasur.com