会期:2022年8月13日(土) ~ 8月28日(日) Open:木~日 12:00~19:00 ※最終日は17:00まで 会場:OFS gallery (OUR FAVOURITE SHOP 内) ロンドンに住んでいた2010年頃から日記を付けるように自分の周りを撮り始め、 年を重ねるうちにその撮影対象は徐々に広がっていった。 当初根底にあったのは目新しい特別なものを見つけるという気持ちではなく、 誰もが持っている、その時美しいと感じたものを写真に残したいというシンプルな気持ちだった。 長く続けていくと段々とその気持ちが変化していき、 自分と同じように変わりゆくものを目指して撮るようになっていった。 それはいつの間にか自分の生活に欠かせないものになった。 8月13日(土)からOFS Galleryにて古川正之写真展「DIARY」を開催します。 2014年に開催した同名の展覧会以来8年ぶりの個展です。 世界各地の広大な風景やロンドンのローカルスケーター、東京で撮影したモデルのポートレイトなど、 バラエティーに富んだ作品の数々をご覧いただけます。 また同時に出版される写真集「DIARY」や額装された作品なども展示販売致します。 写真集のアートディレクションはHAKUHODO DESIGNのアートディレクター柿﨑裕生が担当。 「写真はそもそも、光を感光させることでイメージを写し出すものですが、 古川さんの写真を改めて見たときに、その根源的な魅力を再認識しました。 時間、場所、被写体がすべてバラバラではあっても、どこかでシームレスにつながっている目線がある。 それは単純にきれいな光を求めてシャッターを切る以上に根源的な、 世の中を見つめる「アティチュード」そのものを感じたのです。 表紙は、掲載するすべての写真を見たときに感じた光の流れをビジュアル化しました。 中面に関しては、タイトルになっている「DIARY」をそのまま表現すると、日づけに沿って写真を並べることになります。 ですが今回は並びをシャッフルし、表紙の鮮烈なイエローと同期するように黄色系の写真を集めてスタートさせ、 だんだんと色味が変化していくように「色の流れ」を編集しました。 シームレスなグラデーションを中面の写真の並びでも構成していくことで、 時間や場所の概念はねじれていても、逆にそれによって古川さんの目線を浮き彫りにする狙いがあります。」(柿﨑裕生) 今回の写真展は写真集「DIARY」より作品を撮り始めた2010年頃から現在までの写真を30点以上展示。 また写真集に掲載していないカットも合わせてご覧いただけます。 本展ではパルコのキャンペーンビジュアルや雑誌GINZAのアートディレクションなどを 担当していた本田千尋を迎えキービジュアルや展覧会のプランを作成。 フランスの雑誌PURPLE FASHION purple diaryに掲載された東京のビル群や、 10年前にフランスの港町サン・マロで撮影された夕景の海岸、 ロンドン、サンフランシスコ、ヘルシンキのローカルスケーターや東京に住むモデルのポートレイトなど、 場所や時間を超えて一つの目線からつながる広がりを意識した作品展となっております。 また写真作品と連動した時間や季節の変化を感じるような映像作品も流す予定となっております。 古川 正之 MASAYUKI FURUKAWA Photographer / Cinematographer 神奈川県生まれ。 ロンドンから帰国後、2012年よりフォトグラファーとしてのキャリアをスタートさせる。 ポートレイトを中心に雑誌、広告、CMなどの撮影を手がけ、ライフワークとしての作品「DIARY」シリーズを日々更新している。主な仕事としてadidas、google、NIKE、SHISEIDO、SONYなどのキャンペーンビジュアルやUNIQLO AND JW ANDERSONのグローバルキャンペーンムービーなど。 www.masayukifurukawa.com instagram @masayuki.furukawa 書籍情報 古川正之 写真集 MASAYUKI FURUKAWA 「DIARY」 2022年8月上旬発売予定 アートディレクション 柿﨑裕生 発行 HILLDROP PRESS A4変形 / ハードカバー / 128ページ 定価 4,800円 (税別)