やわらかな照り、個性的な形、淡い色彩。 ペルシャ湾の天然真珠にも似ていると、かつてアメリカやヨーロッパなどで人気を集め、 海外輸出ジュエリーの花形だった「びわ湖真珠」。
1950 年代には、年間 6トンもの生産量があったにも関わらず、 環境の悪化とびわ湖の水質汚染により貝が十分に育たない時代が長く続き、 その存在は国内に広がることのないまま、次第に人々の記憶から失われていった。
その厳しい時代にも諦めることなく、母貝の改良や環境の改善に向き合った養殖家たち。 彼らのひたむきな努力と想いによって貝は命をつなぎ、今もびわ湖ではわずかな真珠が生み出されている。
貝を育てるのに3年。そこから真珠が巻くまで、さらに3年。養殖家の高度な技術と人の手が及ばない自然の中で、6 年以上もの時間をかけて作られるびわ湖の真珠は、 色、形、照り、どれ一つとして同じものがない。
水に揺られ、長い時の中で幾重にも層を重ねてゆくたった一つの珠。そのたおやかな美しさは絶えることなく、今もこの湖で生まれ 続けている。
会期:2018年9月5日(水)ー9月30日(日)
時間:12:00-19:00 月・火定休(祝日を除く )
ただし、最終日9月30日は17時まで 会場:OFS Gallery
KIKOF ×神保真珠商店 “Pearls of Lake Biwa” 〈オリジナルデザインの真珠と専用プレート〉
ネックレス 、ブレスレット 、ピアス 、リング等のジュエリーとプレートをセット販売いたします。
KIKOF(キコフ) KIGIと滋賀県の職人たち が 集 ま っ て で きた組織であるMother Lake Products Projectが共同で立ち上げたプロダクトブランド。2014年に1stプロダクトとして陶器を発表し商品化。続いて家具、布製品などを発表し、滋賀県のものづくりの力を活かしたプロダクトブランドとして少しずつ活動を広げている。
www.kikof.jp
神保真珠商店
1966年創業の「びわ湖真珠専門店 」。 最盛期は海外輸出が主だったびわ湖真珠を、 当時より滋賀県を中心に販売。 2014年に滋賀県庁前に店舗を構え、びわ湖真珠を販売すると共に、歴史や背景を伝える活動をしている
http://jinbo-pearls.jp