中学から高校までの6年間、地元から遠く離れたカトリック系女子校の寄宿舎で過ごした大矢。家族や社会と切り離され、厳粛な規律のもと過ごしたそこでの生活は、現在に至るまで心理的に大きな影響を残しています。その影響の問題から、大矢は被写体とまっすぐに向き合うことが出来ず、ひたすら撮り続けたのはガラスや鏡に映り込む“リフレクションの世界”。
やがてその限界を超えて行き着いたのは原点であった。かつて過ごした寄宿舎を訪れ、原点で被写体と向き合い、大矢は写真家として生きていく決意をする。2015年の夏に開催された「sky, tree, earth」より2度目となる同展では、写真家となる決意を固めてから大矢がライフワークとして撮り続けているシリーズの直近2年間の最新作を発表します。
「世界がこの上なく美しい。 闇が深いほどに。 自分自身と対峙し内なる感情を体現し続けることが、私の生き行く術である」
(大矢真梨子)
会期:2017 年3月22 日(水)ー4月9日(日)定休:月・火(祝日を除く)開館時間:12:00-19:00
オープニングイベント2017年3月25日(土) 17:00 − 17:45ギャラリートーク:大矢真梨子 渡邉康太郎(takram)KIGI18:00 − 20:00 レセプション
同時開催
「Graphic Flower Arrangement」Koichi Kosugi×Mariko Ohya EXHIBITHION at CABANE de ZUCCa会期:3月24日(金)~4月12日(水)会場:CABANE de ZUCCa 代官山住所:東京都渋谷区猿楽町11-1 ラ・フェンテ代官山1F